今、私にできること(無伴奏混声4部)


作詩:立春 暦

作曲:SEIGI

編成:無伴奏混声4部合唱

演奏時間:2分00秒

作曲年:2011.4.

 

<初演データ>

2012.06.07 / 立川市市民会館 大ホール

東京都立日野台高等学校 第30回合唱祭

合唱:東京都立日野台高等学校の生徒の皆さん(15クラス、約600人)

※第2~3学年の校内合唱コンクール課題曲として演奏されました。

 

東日本大震災からの復興を願って制作された愛と祈りのメッセージソング。

ちなみに、この混声版以外にも多種多様な編成を制作していますが、まず最初に手掛けたのはこちらの混声4部版です。 

2012年、混声合唱組曲「愛と祈りの世界へと」の終曲(第6楽章)として収載。

 

★初演音源は、初演団体の意向に基づき公開しておりません。

 現在YouTubeでお聴きいただけるのは、組曲「愛と祈りの世界へと」を組曲初演してくださったあひる合唱団の皆様による演奏音源となっております。

YouTube


※動画の22分14秒頃より再生するとお聴きいただけます。

Score


出版:Miela Harmonija

品番:MH53872

パナムジカコード:GZSEIGA

グレード:初級~中級

出版日:2014.07.

販売価格:432円(税込)


作曲者からのメッセージ


2011年3月11日に起きた、あの東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は、私達に多大なる被害をもたらしました。地震と津波による直接的、物理的な被害もそうですが、あの東北での津波の映像をリアルタイムで見た時は、心に深い精神的なダメージを負った方も多かったのではないでしょうか。私もその中の一人です。

さて、その震災に向けてのメッセージソングとして、2011年5月にこの「今、私にできること」が制作されました。ただ単に被災地の方々へ向けた曲、例えば「元気を出そう」とか「励まそう」などと言った安易なものは作りたくはありませんでした。そういうものを作ろうとすると、私はどうしても気が引けてしまうんですね。なので、この曲では「今、自分自身に何ができるのか」という問いを投げかける曲にしました。誰かに伝えるというよりかは、内面的な祈りの世界を表現しようとしたのです。

あの日以来、度重なる余震という恐怖が続く中、私は全く作曲に集中できずにいました。いつも遅筆な私ですが、ある日ふと自然と詩(※)と旋律が頭の中に浮かび、たった1日で完成させました。厳密に言うと、まず無伴奏混声4部版を作曲。約2~3時間で書き下ろしました。これには私も驚いたのですが、それまで思うように作曲に集中できなかった分、素直に自分の感情を表現することができたのではないかと思います。皆さんも、まずはじっくり詩の世界に浸ってみてください。私には曲を書くことぐらいしかできないけれど、私の音楽で少しでも皆さんの心が癒せたら幸いです。この詩には、愛と祈りが込められています。詩の意味をしっかりと噛みしめながら歌ってください。きっと多くの方々に勇気と希望を与えてくれることでしょう。

最後になりましたが、被災地の一日も早い復旧と復興を心よりお祈り申し上げます。この祈りが皆様の心に届きますように・・・。

※作詩者の立春 暦は私のペンネームです。

2011年5月

SEIGI